Education for All

コネクト英会話ではEducation for Allプロジェクトの一環として、ホープインターナショナル開発機構とともに、フィリピンのダバオ市にあるパムラーンセンターの生徒の学費や寄宿費を支援しています。コネクトは2017年4月17日にパラムーンセンターの創設者ベンジャミン アバディアノさんを迎えて、ランチトークを伺いました。こちらがベンジャミンさんのお話の概要です。

ホープ・インターナショナル開発機構のパートナー団体「アッシジ財団」のベンジャミンさん(通称ベンさん)は、フィリピンにある先住民族のための大学「パムラーンセンター」の代表者です。

多文化・多民族国家として有名なフィリピンですが、都市化や近代化が進む一方で先住民族の貧困化と昔から伝わる伝統文化の消失が大きな問題となっていました。
自分たちのアイデンティティを失いつつあった先住民族の若者が、民族の誇りを取り戻し経済的にも安定した生活ができるように、ベンさんは支援を始めました。「教育の機会を提供すること」がこの問題の根本的な解決に繋がると信じるベンさんは、先住民の若者が無償で大学教育を受けることができるようにパムラーンセンターを開設し、これまでにたくさんの生徒たちが立派に卒業していきました。ここを卒業した多くの学生は、ホープインターナショナル開発機構を通して支援してくださる日本の皆さまによって奨学金を受け取ってきた生徒たちです。

卒業後、生徒たちはそれぞれの村へと戻っていき、学んできた知識を伝えることで村々を蘇らせました。現地の産物を使ってビジネスを始める若者もいれば、新しく小学校を建設したり、妊婦さんのための出産施設を開設した人もいます。パムラーンセンターでは、学んだことを自分のためだけに使うのではなく、その知識を周りに伝え、コミュニティ全体の活性化を促すことの重要性を繰り返し教えています。日本の皆さまの暖かいご支援に感謝しつつ、先住民族の若者は今日も一生懸命に勉強しています。